SNSも大切なつながり


移住を目指す、貧乏一家です。


前回、移住先に行った3度目の正直でしたが、


帰る前に、偶然が重なった、素敵な出会いがありました。


その日は夜通し車を走らせて、10時間ほどかかり、早朝に到着。


仮眠したり、ちょっと竿を出したりして、体を戻してから


午後、目的の法人様に会いに行ったわけです。


そこで有難い話を伺い、今後のお願いをして帰路に。


泊まることはしないので、また夜通し走って帰るのですが、


その前に・・・朝の釣り餌が残ってるよねという話になって


暗くなりつつありましたが、再び竿を。


何しろ帰っても海がありませんのでね。


そして暗くなってきた港を、ランニングする方たちがチラホラ。


たまたま目があった60代くらいの男性に「こんばんは」と小さく挨拶をしました。


「何が釣れるの?」「キスです」


そしてまた1周してきたおじさまと同行の女性も来て、


イソメ触れないのか(笑)なんて談笑していました。


ナンバーを見て、「ずいぶん遠くから・・・わざわざなんで?」と聞かれ、


「実は移住の相談に・・・」そう言いかけたら、女性が急に、


「あ!あなた、インスタグラムの人でしょう!?いつもいいね押してくれてるよね?」と。


思わず立ち上がって言葉の出ない私。


「フォローしてくれてる農園です」とご紹介いただき、本当に驚きでした。


こんな場所で偶然会うだなんて!!


私がインスタで必死に移住を希望し、移住先の企業や地元民の皆さんのフォローを


させて頂いていました。


中には少しづつ関りを持てるようになった地元の方もいて、


コメント頂いたり、いいね頂いたりしていました。


それまでその農園さんとはコメントなどのやり取りは無かったんですが


・・・気にかけてくださっていたんですねぇ。嬉しいです。


なんとお二人は農園の経営者さまでして、「帰る前に農園に寄って」と。


もうすっかり夜になっていましたが、お言葉に甘えて農園に。


「仕事ならうちに来ればいい。空き家だってその辺にいっぱいあるよ」


そう言ってくださるご厚意が、本当に本当に身に沁みました。


帰りには地元の川のカニと鮎、お二人が釣ったイカ、農園のお野菜などなど、


持ちきれないたくさんのお土産を、娘たちにと頂いてしまいました。




それまでは仕事や住宅の悩みが解決せず、有力な協力も得られず、


大金出して失敗もしたし、悩み悩み疲れ果てていましたが、


それまでの苦悩が吹き飛ぶ1日となりました。


なんて有り難い、なんて幸せか・・・。


「また来ます」そう言って別れました。


必ず必ずお礼に行きます。


沢山の偶然が重なって、お会いできたご縁です。


移住後も大切にしますね。


心より感謝を込めて。

3度目の正直


移住を夢見る、貧乏一家です。


予定の通り、町へと行ってきたわけですが・・・


その数日前、内覧の予約をしていた不動産会社からこんなメールが・・・


「この物件は一部が他人の名義になっており、その方が売買は無理かもしれないと」


あぁ、要はどこの誰とも知れぬ移住者には売れないんだろうな、


そう察しがつく内容でした。


「それならば仕方ないのでこのお話はなかった事に」と返信。


次にたまたま空き家バンクに出た家のことで、


役場に電話をしてみたら、今までの担当が休業中。


代わりの担当も「何も引き継いでないです。私も今月で辞めますので」


え?


あれだけ相談してきたことを、またゼロから話すの・・・?


お役所仕事な・・・とガッカリした出来事でした。


正直これ、一般企業だったら、とんでもない事ですねー😢


別に批評したいわけではありません。


いち個人の、純粋な感想です。



まぁ、そんなことがあったので、


なおさら今回お会いする予定だった、移住支援の法人様に掛けるしかない、


そういう出発でした。



でもね、お会いしたらこれまでの苦労が一気に吹き飛ぶことになったんです。


私たちが伺う前に、役場に行って体感してくださっていて、


話をするまでもなく、大変な苦労してたねぇ、と。


全てご理解いただけていました。


同じ移住者の先輩なので、よくよく分かっておられるのです。


大変だった、本当に。涙を我慢できませんでした。


今後の仕事、仮住まい、住居探し、すべてをフォローして


くださるという、夢のようなお話に。


私たちを、その方の移住支援の第1号として選んでくださったのです。


T様には感謝しかありません。



ただ手放しで喜んでばかりも居られません。


ここからがまた頑張りどころ。


そして一生懸命やらせて頂かなくては。


でも私がそう言うと、Tさんは何度も


『楽しんでください、楽しみながらやって下さい』


そう言ってくださるのです。


その言葉を聞くたびに、無駄な力が抜けていきます。


そうだ、楽しめばいいんだ。


面倒なことも、しんどいことも、辛いなと思うことも、


楽しみに変えてしまおう。


まだ決まっていることは少し。


先は見えないけれど、でも!


これからは、今までとは違う。


「行ける場所がある。頼れる人がいる』


差しはじめる光

ご無沙汰しております。
貧乏一家です。


毎日毎日、それはもう周りが引くほど
空き家バンクや空き家サイト、不動産屋のサイトを見ていました。


それでもなかなか進展はありませんでした。


山の方へ行けば、安くて広い古民家がたくさんあります。
それは分かっている・・・


一時は45分かけても、学校まで送迎するか・・・とも


そうすれば畑や蔵のついた20~50万の古民家があって、
犬が鳴こうがウズラが鳴こうが、遠慮せずに暮らせる・・・


そう思ったりもしていました。


でも、私たちは何故、移住するのか?
海を目指しているからではないのか?
海なし県では学べないことを、子供に見せてあげるのでは?


毎日、葛藤のなかで、次女から言われたこと、


「自分の力で、自転車で、競りを見に行ったり、鮮魚を買って帰ったりしたい。」


次女はこの夏も沢山の魚を捌いて、家族に振舞ってくれました。
でも自分で好きな時に買いに行ける範囲に、鮮魚店がないため、
私の都合の良いときにしかいけません。
自分で行けることの楽しみは、彼女にとって大切なことなのです。


ならば、やはり原点に戻ろう。
お金はないよ。
でも妥協はしたくない。諦めたくない。
なにか良い方法があるはずだ。


毎日見ていた物件の中で、同じ町内の沿線に
周りは田んぼしかない立地の物件がありました。
私たちには安くはないけれど、ローンの相談をさせてもらおう。


とりあえず、内覧に行こう。


そう思っていた時、移住サイトに移住者向けの仕事があがりました。
少し前から町の求人にも出ていて、夫と見ていたものでした。
すぐに企画者の方にメールをすると、
是非にも、今すぐにでも来てください!と返信が。
今すぐは難しいですが、なんと有難い事でしょう。
移住者はよそ者扱いで、なかなか受け入れの難しい場所もあります。
そんな中、その様に言っていただけることは本当に幸せでした。
さらに住居も含めて色々とご提案くださるそうで、
今月、内覧とその方に会いに行くため、再び町へ行くのです。


正直、ここへ来るまでに
ずっと低迷していて、日にちだけがどんどん過ぎていき
仕事で疲れ切っている上、進まない移住計画にも疲れ切っていました。
あと半年、やれるのだろうか、大丈夫なのか
不安ばかりが募っていました。


実は仕事でのPTSDや慢性疲労で、休むことが増えてきたところで、
ちょうど診断書をもらって療養に入るところでした。


なので苦しかった心身に、少し明るい兆しが見えたことは
本当に救いです。


町へ行って、内覧やお会いした結果はまた次回。
果たして、貧乏でも移住できるのでしょうか。