差しはじめる光
ご無沙汰しております。
貧乏一家です。
毎日毎日、それはもう周りが引くほど
空き家バンクや空き家サイト、不動産屋のサイトを見ていました。
それでもなかなか進展はありませんでした。
山の方へ行けば、安くて広い古民家がたくさんあります。
それは分かっている・・・
一時は45分かけても、学校まで送迎するか・・・とも
そうすれば畑や蔵のついた20~50万の古民家があって、
犬が鳴こうがウズラが鳴こうが、遠慮せずに暮らせる・・・
そう思ったりもしていました。
でも、私たちは何故、移住するのか?
海を目指しているからではないのか?
海なし県では学べないことを、子供に見せてあげるのでは?
毎日、葛藤のなかで、次女から言われたこと、
「自分の力で、自転車で、競りを見に行ったり、鮮魚を買って帰ったりしたい。」
次女はこの夏も沢山の魚を捌いて、家族に振舞ってくれました。
でも自分で好きな時に買いに行ける範囲に、鮮魚店がないため、
私の都合の良いときにしかいけません。
自分で行けることの楽しみは、彼女にとって大切なことなのです。
ならば、やはり原点に戻ろう。
お金はないよ。
でも妥協はしたくない。諦めたくない。
なにか良い方法があるはずだ。
毎日見ていた物件の中で、同じ町内の沿線に
周りは田んぼしかない立地の物件がありました。
私たちには安くはないけれど、ローンの相談をさせてもらおう。
とりあえず、内覧に行こう。
そう思っていた時、移住サイトに移住者向けの仕事があがりました。
少し前から町の求人にも出ていて、夫と見ていたものでした。
すぐに企画者の方にメールをすると、
是非にも、今すぐにでも来てください!と返信が。
今すぐは難しいですが、なんと有難い事でしょう。
移住者はよそ者扱いで、なかなか受け入れの難しい場所もあります。
そんな中、その様に言っていただけることは本当に幸せでした。
さらに住居も含めて色々とご提案くださるそうで、
今月、内覧とその方に会いに行くため、再び町へ行くのです。
正直、ここへ来るまでに
ずっと低迷していて、日にちだけがどんどん過ぎていき
仕事で疲れ切っている上、進まない移住計画にも疲れ切っていました。
あと半年、やれるのだろうか、大丈夫なのか
不安ばかりが募っていました。
実は仕事でのPTSDや慢性疲労で、休むことが増えてきたところで、
ちょうど診断書をもらって療養に入るところでした。
なので苦しかった心身に、少し明るい兆しが見えたことは
本当に救いです。
町へ行って、内覧やお会いした結果はまた次回。
果たして、貧乏でも移住できるのでしょうか。